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2022.11.15 石川県

令和4年度 石川県支部学術集会

令和4年10月15日 (土) 13時30分〜16時00分
Zoomオンラインにて、令和4年度の石川県支部看護学術集会を開催しました。
参加者は 25名でうち非会員の方が1名でした。

第1群:座長:七尾松原病院 中出 泉

①ー1
COVID-19感染拡大防止のための行動制限のストレスにより衝動行為を繰り返す患者への看護介入
医療法人積仁会 岡部病院 谷口 英維士

①ー2
長期に身体拘束された患者が拘束解除に至った看護介入
医療法人積仁会 岡部病院 水上 亜矢子

第2群:座長:七尾松原病院 中出 泉

②ー1
精神科看護師のワークモチベーションに関する要因
ー職務満足度との関連性の検討ー
石川県立こころの病院 橋本 清和

1群の講評は大江 真人先生(金沢医科大学 看護学部精神看護学 講師)
2群の講評は北岡 和代先生(公立小松大学 保健医療学部 看護学科 教授)にしていただきました。

本年度もコロナウイルスの感染が続く中で、感染対策を徹底し、限られた時間の中で研究をまとめ、大変な苦労の中で、素晴らしい研究を発表されたメンバーに敬意を表したいと思います。

1群2題の研究発表を聞いて、私は、長期に身体拘束を行なっている患者様に関して、その患者様の精神症状やそれに伴う言動が、本人や周りの患者様に対してどのようなリスクにつながるかと言った、ナガティブな側面ばかりを見て、拘束継続の妥当性ばかりを考える傾向にあったと感じました。研究発表での事例の患者様の様に、本人が持っているポジティブな側面(短い時間なら集中して作業療法に取り組み、興味・集中力を維持できる)に目を向けて、患者様にとって、良い精神活動を刺激する関わりを続けることで、精神状態の安定が得られ、拘束時間の軽減となる結果が得られたことは、とても興味深いと感じました。
同様に、1群1題の研究発表を聞いて、精神的な疾患を抱える患者様にとって、『楽しい』『心地よい』感情を生じる精神活動が、病状の安定に有効であり、看護としてアプローチ出来る領域であると感じました。

最後に、お忙しい中で研究の講評をしていただいた北岡先生、大江先生ありがとうございました。3例の発表が北岡先生、大江先生の講評を通してより良いものとして完成することを願います。

今後も石川県支部は、研究のサポートを行い県内の看護研究の発展に努力していきたいと思います。

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