教育

日本精神科看護学術集会

日本精神科看護学術集会は、全国の看護者を主な対象として、1958年から開催しています。年度別に学術集会主題を設定し、精神保健活動における看護の役割を果たす上での、専門技術の向上を図っています。

また、1994年の認定看護師制度の発足にあわせて「精神科救急・急性期看護」「思春期・青年期精神科看護」「精神科リハビリテーション看護」「老年期精神科看護」の4つの領域の専門学術集会を設立しました。2008年には精神科認定看護師制度の改定を行い、専攻領域が10領域に細分化し、2009年より専門学術集会を再編成。以降、2015年まで学術集会専門Ⅰ・Ⅱを開催しましたが、2016年より専門Ⅰ・Ⅱを統合し、専門学術集会としてリニューアルしています。

 

開催スケジュール

※各開催に関する詳細は学術集会専用ホームページで随時アップしています

第30回 日本精神科看護専門学術集会 in 埼玉

●2023年11月22日(水)~23日(木・祝)
●ソニックシティ(埼玉県さいたま市)
→特別企画、テーマセッション、一般演題A・B、精神科認定看護師の実践報告については学術集会専用ホームページ「第30回 日本精神科看護専門学術集会 in 埼玉」をご覧ください

●歓迎のご挨拶

一般社団法人日本精神科看護協会
埼玉県支部
支部長 石川 昌恵

ともに学び、語り合える場に

第30回日本精神科看護専門学術集会がこの埼玉県で開催できますことを、心から嬉しく思い、開催していただけることに大変感謝しております。

現在、関係者とともに準備を進めている段階ですが、5月8日の新型コロナ「5類感染症」移行に伴い、今大会は、大勢の方が現地に足をお運びになることと思います。活気ある学術集会になりそうで 今から本当に楽しみです。幸い埼玉県は交通の便が良く、首都圏からのアクセスも良好です。多くの皆様に対面での直接交流をしていただけることが、今大会の最大の魅力ではないかと考えております。感染対策と緩和のバランスを程よく調和しつつ、様々な出会いの場をご提供できるよう、尽力して参りたいと思っております。

しかしながら、一方で精神科病院における虐待のニュースは世間を騒がし、精神科に対しての世の中の目は一層厳しくなっております。精神保健福祉法も一部改正となり、精神科看護職として気を引き締め、改めて倫理について学ぶ必要性を痛感しております。今大会のテーマセッションでは、「倫理カンファレンスの取り組み」が取り上げられます。看護の現場の中で、自分を、職場を、常に顧みることを当たり前とし、考える機会となる場を設け維持できるよう、学ぶ機会となれば幸いです。

また、新型コロナ「第5類感染症」への移行に伴う急激な活動の拡大は、様々なところに大きなストレスを与えることとなり、精神科看護においても新たな局面を迎えることが予想されます。今大会が開催される秋には一体どうなっているのか全く想像ができませんが、私たち看護師は、いつどんな時も精神科看護に携わる同志として、ともに学び、ともに歩んでいければと思います。さらにこの機会に埼玉県の魅力も存分に味わっていただきつつ、今大会が、研鑽を積む場として、また語り合う場として、楽しく実りある学術集会になることを祈念し、歓迎の挨拶とさせていただきます。

一般社団法人日本精神科看護協会
埼玉県支部
支部長 石川 昌恵

 

第49回 日本精神科看護学術集会 in 熊本

●主題:大きく変化する社会に対応する精神科看護の人的資源開発
●2024年6月28日(金)~29日(土)
●熊本城ホール(熊本県熊本市)

●主旨文
 わが国では、障がい者や難病患者等が地域や職場で生きがい・役割を持ち、医療、福祉、雇用等の各分野の支援を受けながら、その人らしく安心して暮らすことができる体制の構築をめざしています。これらを実現するためには、本人の希望に応じた施設や病院からの地域移行、その人らしい居宅生活に向けた支援の充実、福祉や雇用が連携した支援等を推進(厚生労働省, 2023)していく必要があります。それらの実現のために私たち精神科看護職が大きな役割を果たさねばならないことはいうまでもありません。
 近年の精神保健福祉施策を振り返ってみると、平成の終わりから令和にかけては精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みが、そして令和5年には改正精神保健福祉法が施行(一部は令和6年施行)されました。この改正精神保健福祉法では、医療保護入院の入院期間が定められ、地域生活への移行を促進するために地域援助事業者や入院者訪問支援員等との一層の連携が求められるようになりました。
 私たち精神科看護職には、これまで以上に多職種と協働できる人材であることが求められています。精神科看護職とはどのような知識と技術を有し、どのような協働ができる職種なのか、私たちは社会に向けて説明していく必要があります。
 私たち精神科看護職に期待される役割は社会の要請に沿って常に変化しています。対象者の状態像や年齢層の変化、治療法や法・制度の変化、医療・福祉ビジネスの経営環境の変化、そして対象者と看護職の関係性の変化等、全てが私たちに変化を求めています。急速に変化していく社会において、これからの精神科看護職とはどのようなものであるべきなのでしょうか。そして、そのような精神科看護職をどのように育成していけばよいのでしょうか。今回の学術集会では大きく変化する社会に対応できうる、精神科看護の人的資源開発について、多様な視点から考えてみたいと思います。

→一般演題A・Bの応募ついては学術集会専用ホームページ「第49回 日本精神科看護学術集会 in 熊本」をご覧ください。学術集会専用ホームページは、随時更新していきます。

支部推薦論文を投稿される方、および、都道府県支部の支部推薦論文をご担当される方へのご案内をこちらでご覧いただけます

 

第31回 日本精神科看護専門学術集会 in 山口

●2024年10月26日(土)~10月27日(日)
●海峡メッセ下関(山口県下関市)

第31回日本精神科看護専門学術集会は、山口県下関市で開催します。前日の10月25日(金)には、山口県支部の60周年式典、および映画『オレンジ・ランプ』のモデルとなった丹野智文氏を講師に迎え、市民公開講座を開催予定です。ぜひご参加ください。

第31回日本精神科看護専門学術集会への演題応募期間(予定)のご案内
●一般演題A ➡2024年4月1日(月)~5月31日(金)
●一般演題B ➡2024年5月1日(水)~5月31日(金)
●精神科認定看護師実践報告 ➡2024年5月1日(水)~5月31日(金)

 

メディカルオンラインを活用しよう!

日本精神科看護協会の学術集会論文は無料でダウンロードできます。
それ以外の論文は有料となります。

論文の閲覧方法はこちら

 

学術集会誌「投稿・執筆要領」「論文様式」のご案内

学術集会誌2023 Vol.66 No.2 投稿・執筆要領
https://www.seishinkango.co.jp/image/2023_Vol.66_No.2.pdf
学術集会誌2023 Vol.66 No.2 論文様式
https://www.seishinkango.co.jp/image/ronbun-format.docx

 

研究助成費交付

日精看は、精神科看護の学術の向上に資する目的で研究助成費交付を行っています。
2023年の看護研究助成費の公募は、2023年9月1日(金)~10月31日(火)を予定しております。
詳細は『日精看ニュース』(8/22号)をご確認ください。

研究助成費交付規程(PDF)
研究計画書と記入要項(Word)

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