NISSEIKAN
ONLINE
令和4年12月17日(土) 14時00分〜16時00分
Zoomオンラインにて、講師の、桜ヶ丘病院 主任 精神科認定看護師 薮 一明先生より講義を開催しました。
参加者は 25名(会員23名、非会員2名)でした。
本日の研修内容
1.高齢者が対応困難になる背景
2.認知症の原因疾患の理解・アルツハイマー型認知症と基本事項
3.快刺激のケア
4.対応する時に役立つ事
今回の研修で学んだ事として、65歳以上では脳血流量が若年成年者の80%以下に低下し、脳容積も約10%減少してしまう事実があり、加齢による変化は防ぎようがなく、生化学的な反応も低下していく事です。そこで、少しでも自身で老化を予防していくには、生化学的反応に関与する神経伝達物質のドーパミン、セロトニン、メラトニン等は、生活習慣等を改善する事で活性化が望める為、身近な事としてこれらにアプローチする事で、身体の生化学的反応を低下させず維持する事が妥当だと感じました。
ドーパミン、セロトニンは偏りのない食生活を実施する事で、活性化が見込め、メラトニンは、日中に太陽光に当たり、夜には常夜灯に当たらない事で分泌量が安定し、効果的な睡眠につながると学びました。
毎日の生活の中で、偏った食生活を改善し、規則正しい生活リズムを保つ事で、睡眠誘導をスムーズに行う事は、個々人が比較的簡単生活に取り入れる事ができ、認知症の予防に有効的な方法であると思いました。