NISSEIKAN
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令和6年4月13日 (土) 14時00分〜16時00分
金沢医科大学 看護学部3号棟1階 第1講義室にて 支部研修 1)『初任者研修』を開催致しました。
講師は、小松市民病院 主任 精神科認定看護師 塚谷 大輔先生にしていただきました。
初任者研修全体の構成は、まず精神科に対して一般の方が持っているイメージ、精神科医療と看護が現在までにどのように変化してきたかを導入として話されました。その後に、先生が精神科認定看護師として、患者さんに関わる時に大事にしているポイントなどを交えながら、統合失調症、うつ病などの主な精神疾患の説明をされました。また、講義の後半には、患者さんにみられる精神症状の特徴や、用いられる治療薬とその基本的な作用、患者さんを看護する時のポイントなどを、要点を抑え分かりやすく説明されました。
講義の最後には、自死に至るケースが精神疾患を抱える患者さんで多い事に触れられ、私たちが看護を通して患者さんに関わる時の心構えや、注意点、そして先生自身がこれまでの経験から、実感された精神科看護師としてのやり甲斐についてまとめられ、新たに精神科看護に関わる看護師にエールを贈られました。
精神科看護に新たに携わる事になった人も。精神科看護師とし勤務している方もそれぞれに学びのある内容だったと思います。10年近く精神看護に携わってきた私は、患者さんが自死に至る話では、精神疾患を持って生活をされる患者さんの、『生きにくさ』について、精神看護のやり甲斐の話では、日々自身が関わっている精神看護について、改めて振り返る機会になりました。