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2024.06.03 石川県

令和6年度 支部研修2)『これだけはおさえておきたい向精神薬のエッセンス』

令和6年5月18日(土)14時00分〜16時00分
金沢医科大学看護学部 3号棟1階 第1講義室において『これだけはおさえておきたい向精神薬のエッセンス』を開催しました。
講師は金沢大学附属病院 日本精神薬学会認定薬剤師 坪内清貴先生にしていただきました。
参加者は会員35名、非会員6名の合計41名でした。

今回の研修は、冒頭に『患者さんに何かの形でフィードバックしてほしい』とう坪内先生の思いを伝える言葉で始まりました。

患者さんに薬物療法を効果的に継続していもらい、薬剤師といかに協働したら良いかといった話の中で、アドヒアランス低下の原因として病識の欠如がある事、服薬を継続する第一歩となる、プラセボ効果として「いい先生にあたりましたね」と声かけする事で患者さんに安心感を与える事、それぞれの薬の特徴や、CP(クロルプロマジン)換算などの説明をしていただきました。

また、患者さんに説明する際にラポールマーカーを引き出す事が大事との話をされました。ラポールマーカーとの単語を聞いた時に、「何?」「聞いた事ない言葉も薬剤師ならでは?」と感じました。しかし、説明を最後まで聞くと、患者さんの疑問に『今の説明でしっくりきますか?』と納得いくように分かりやすく伝える事で、患者さんの共感を得て『そうなんです』、『うん、つまり◯◯という事ですか?』との言葉を引き出すコミュニケーションとだと分かり、ナースにも共通する大切な事だと思いました。

最後に、先生の講義は、患者さんのデメリットにならないように注意し、薬物療法の効果を最大限に発揮できるように、関わっていくことの大切を学べる内容でした。
分かりやすくエビデンスに基づいた薬の知識を講義していただき、坪内先生ありがとうございました。

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