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2024.07.10 石川県

令和6年度 第14回 石川県支部大会・記念公演『中長期視点に基づいた災害時のメンタルヘルス支援』

令和6年6月15日 (土) 14時00分〜16時30分
金沢医科大学看護学部 第3号棟 1階 第1講義室にて、講師の、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 看護実践開発科講座 精神保健看護学 教授 武用 百子先生に講義をしていただきました。参加者は会員50名、非会員11名、計61 名でした。

支部大会では、今年も日本精神科看護協会 業務執行理事 金子 亜矢子様が来られて、1月の能登震災で被災された、県の会員と幹事に言葉かけていただきました。また、今年度は支部功労者表彰で、石川県立こころの病院の生野 圭様、支部優良会員表彰で、松原病院の小島 康行様が表彰されました。生野様は支部長、教育委員長として長く支部の活動に尽力された事で、小島様は教育委員長として支部の研修事業に尽力された事での表彰となりました。

武用百子先生の公演では、以下の内容でお話をいただきました。
① 自分自身への気づきを高める
② リーダーシップ
③ 災害後に起こりうる精神的諸問題
④ 精神科領域の看護師に求められること

まず冒頭で、支援者自身のセルフケアの方法についてお話いただき、実際に会場の参加者にマインドフルネスの体験をさせていただきました。私は慌ただしい日々の中で、呼吸というものをあまり意識していませんでした。今回マインドフルネスの体験で呼吸を意識することで、改めて自分の身体や心のサインに気づくことができました。
②のリーダーシップでは、日々の中でロービングリーダーシップを意識し組み込んでいくこと、リーダーシップでは互いに認め合う気持ちや人間関係構築を通じてよいところを探そうとするといった、承認の探求が大切であることを教えていただきました。
③災害後に起こりうる諸問題では、ストレスが発生するプロセスやストレス反応、PTSDについての説明をしていただいたうえで、災害後に起こりうる心身の反応や症状、ストレス反応を教えていただきました。
最後に④精神科領域の看護師に求められることでは、災害時に起こったストレス反応に対し心の減災教育を行い精神的支援を行うことが求められていると学びました。
貴重な講義をいただき、ありがとうございました。


 

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