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2025.07.01 石川県

令和7年度 支部研修2)『ガイドラインを軸に深める ~押さえておきたい統合失調症とうつ病の薬物療法~』

令和7年5月17日(土) 14:00~16:00
金沢医科大学看護学部 3号棟1階 第1講義室またはオンライン(zoom)にて、講師の、金沢医科大学病院 薬剤部 精神科薬物療法認定薬剤師 精神科専門薬剤師清水 善仁 先生に講義をして頂きました。
参加者は 33名(会員31名、非会員2名)でした。

 先生の講義は、前半に統合失調症、後半はうつ病に関しての薬物療法について、知識を深める形で進行しました。
 まずは、DSM-5を使用し症状についての説明をして下さいました。神経伝達物質の作用機序、受容体ごとの特徴、CP換算やKi値をガイドラインにそって説明していただいた事で、薬物療法の基本をスムーズに理解できました。
 また、今回の研修で薬物療法とそのガイドラインについて知った事で、こうしたガイドラインの軸を、明確に意識することなく患者様に関わっていた精神科ナースは、私を含めて多いのではないかと感じました。
精神科病棟で長く働いていれば、普段聞き慣れた名前の薬について、患者様からその説明、内服への不満や不安等を聞かれた際に、お決まりの説明ばかりになっていないでしょうか。もし、そこで、薬物療法のガイドラインについての知識があり、症状によっての使い分け、作用の仕方、副作用の弊害など、普段気をつけなければいけないポイントを理解出来ていたら、患者様への対応も変わってくるのではないでしょうか。
 ガイドラインという軸を知ることで、患者様の薬物療法に関して、根拠と自信を持って対応し、その支援により良い形で関わることが出来るなら・・・きっと精神科ナースとしてスキルアップにつながると思いました。
清水先生 本日は貴重なご講義をありがとうございました。

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