NISSEIKAN
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令和7年11月4日(火)8時30分~9時15分
内灘町立大根布小学校の養護教諭からの依頼を受けて体育館にて、こころの健康出前講座を開催いたしました。
講話は、金沢医科大学看護学部 精神看護学 長山豊先生に行って頂きました。
この日は、学校公開の日であり小学児童全学年(273名)、学校職員(20名)、保護者が参加されました。
同日11時20分~12時05分
かほく市立大海小学校からの依頼を受けて教室にて、こころの健康出前講座を開催しました。講話は、金沢医科大学看護学部 精神看護学 長山豊先生に行って頂きました。
この日は、学校公開の日であり小学6年生児童(12名)、保護者や教職員5名程度が参加されました。
長山先生は、こころや体が不調になると、どういう症状が生じるのか、そんな時に児童はどう対処しているのか、児童と対話しながら話しを進め、児童の成長にとってゆっくり休んで十分に睡眠をとることの大切さを話されておりました。また睡眠リズムを整え、睡眠の質を高めて穏やかに過ごすためには、しっかりと朝食をとり朝日を浴びること、そして運動することの大切さも話されておりました。
こころと体はつながっており、まず生活習慣を見つめ直して整える大切さを話されておりました。
悩みがある場合も一人で抱え込まずに両親、先生、相談しやすい人に話してみることも大切であることを話されていました。
スマホなどを所持している児童が何人いるか聞いてみると、殆どの児童が手を挙げられたことに驚きました。スマホなどにどれぐらい依存しているのか、自分で気づいて頂くためにスマホ依存度チェック(15の質問)を皆で行い、大人になるにつれて該当する項目が多くなる傾向で、誰もが依存症になる危険性があることを話しておりました。人は誰かに支えられて生活していることから、依存すること自体が全て悪いわけではなく、特定のものだけに依存しすぎてしまうことが、こころや体の健康を害することにつながると話されていました。
回復に向けた工夫としては、自分の行動を記録して、ネットの影響について周囲の人と話し合う取り組みや、ネットに依存することで失うものに気づくこと、そして家族で一緒に取り組めるルール作りが大切であると話されておりました。スマホを無理に取り上げるのではなく、家族で話し合って皆で実践できる取り組み、別の楽しみを見つけるなど自ら上手に手放していく実践をわかりやすく話されておりました。
日精看では、地域の方々に少しでもこころの健康やこころの病に関心をもって頂けるよう、精神科看護師が地域に出向いて、経験してきたことをお話しする社会貢献活動を行っております。お話しを聞いて頂くことで、皆様のこころが少しでも楽になり、また少しでもお役に立てれば幸いに思います。本日は、貴重な時間を頂き、ありがとうございました。

