NISSEIKAN
ONLINE
令和7年11月15日(土) 14時00分〜16時00分
金沢医科大学看護学部 3号棟1階 第1講義室とオンライン(zoom)にて、講師の、一般社団法人 日本精神科看護教会 業務執行理事 草地 仁史先生に講義をして頂きました。
現地とオンラインのハイブリッド開催となり、参加者は 会員、非会員合わせて49名で、内、オンラインでの参加は10名でした。
今回の研修には、発達障害に関して学びたいと思っている方が、とても多く参加されている印象を受けました。
講義の前半は、児童、思春期の精神疾患の基本的理解と現状についてでした。2020年時点で24歳未満の精神疾患を有する総患者数は約83.7万人と年々増えてきており、今後も増えていくと予想される事。児童、思春期のこころの問題は多岐に渡って社会的問題になっており、精神科看護が難しい領域になってきているのが現状である事。精神科領域の看護において、発達障害に関する知識や、対応するためのスキルの習得が、今後、重要になってくるといった内容でした。
後半は発達障害の特性、治療、ケアについての講義でした。一般的に発達障害と言われる方は、考え方や解釈の仕方がちがうため、トラブルとなったり、対応に困るケースが多くあります。そんな時に、どう対応すればよかったのかと、後から悩んだ経験は誰でもあるのではないでしょうか?
先生の講義を聞き、発達障害の特性を知る事で、発達障害の方は生きにくさ、生きづらさを抱えている事が多い事。生きにくさを少しでも解消できるように環境を調整する事で、その人が自身の特性と上手く付き合い、社会での生活を維持していける事を、改めて学ぶ事が出来ました。だからこそ、私たちが彼らに看護を提供していく上で、個々の特性を把握していく事は、何より重要であると実感しました。
草地先生、たくさんの情報量を含めた講義をしていただき、ありがとうございました。