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2026.06.20 石川県

令和8年度 本部主催研修)『行動制限に頼らない看護実践 マネジメント研修 』

令和8年6月13日(土)9時00分〜16時00分
金沢医科大学教育棟4階E51講義室にて、講師の、日精看会長の吉川隆博先生、東海大学医学部看護学科の荻野夏子先生、医療法人昨雲会 精神科認定看護師の湯田文彦先生に、行動制限に頼らない看護実践についの講義とグループワークを行って頂きました。
参加者は 45名でした。

講義の中で、吉川先生は、患者様の人権や尊厳を守ることと行動制限により安全を確保することは相反するが、行動制限に頼らない看護実践を目指すには、看護師が諦めない姿勢をもつことと話されていました。そこで、本研修の目的は、行動制限に頼らない看護実践の経過を管理する力を養い、「行動制限をしない」をあたり前とする臨床を目指すことと話されており、これは精神科看護の原点に通じており「行動制限に頼らない」を看護職の存在価値としていくことと話されていました。

萩野先生は、「行動制限に頼らない看護実践」を行った8施設の取り組みについて考察したことを話されていました。どの施設も取り組みを語るときに、こんな患者様だったら、チームでどう対応したのか、看護師がどのように悩み、実践を変えたのか。時間、経過、プロセスの視点に立って話されていたことが共通しており、職員自身の中に道筋(看護実践)を発見していく姿勢があったと話されていました。成功しているところから学ぶことが大切であると話されていました。行動制限最小化をめざす看護実践プロセスとしては、ステージ1では、慣習に挑むところから初めて、ステージ2では課題の多い患者に挑戦し、そしてステージ3では、しないをあたり前になるように挑戦するという流れで、逆戻りすることもあるが、できるところから段階的に進めていくことと話されていました。

湯田先生は、行動制限最小化に向けた臨床実践の取り組みについて、3つの事例について紹介していました。漫然とした行動制限にならないよう、個別ケアの推進が行動制限の予防と最小化、最適化を進めることになり、行動制限に関する組織文化の見直しは、病院全体の取り組みとして進めていくことと話されていました。

午後は、グループワークを行いました。どうやったら行動制限最小化に向けたグループワークができるのか。グループワーク(カンファレンス)では、マネージャー(研修参加者)の役割を意識するためのグループワークを行っていました。マネージャー(1名)、行動制限最小化推進派(2名)、行動制限維持派(2名)、ニュートラル派(2名)に分かれてディスカッションしていました。カンファレンスは、すぐ実行するためには朝に行うことが大切だと話されていました。

1日研修という、長い研修ではありましたが、3人の先生方から貴重なお話を頂くだけではなく、グループワークでは研修参加者からの貴重な経験談を聞く機会にもなり、またこの研修をきっかけとして良い関係づくりにもつながる可能性があるということからも良い機会になったのではないかと思います。 本日は、ありがとうございました。

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