最新情報

2025.10.18 石川県

令和7年度 出前講座)『今日から始める未病ケア』-アニメから学ぶ、こころの健康の保ち方-

 令和7年10月10日(金)14時00分〜15時30分
石川県立図書館2階文化交流エリア研修室にて、公益財団法人 金沢健康福祉財団からの依頼を受けて、こころの健康出前講座を開催いたしました。
講師は、石川県立こころの病院 精神科認定看護師の高橋尚樹先生にして頂きました。
金沢市在住の18歳以上の方を対象に講座を企画して、33名の方が参加されました。

 高橋先生は、こころの健康状態をセルフチェックするために10項目の質問を行って、参加者の健康状態を評価しておりました。そして、未病(健康と病気の間で、健康から遠ざかる状況)ケアについて、参加者の印象に残るように、NHKドラマの「あんぱん」を話題にして、健康的なアンパンマンや不健康なバイキンマンのキャラクターを挙げて、こころの健康(感情に気づく、現実的問題解決、建設的な関係作り)とこころの不健康について、またメンタルヘルスケアについてわかりやすく説明しておりました。
 また、ストレスから離れる工夫として、呼吸や五感を使ったマインドフルネスの説明と実技について話され、それから怒りに対…
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2025.10.18 石川県

令和7年度 支部研修5)『オープンダイアローグ』

令和7年9月20日(土)14:00~16:00
金沢医科大学 看護学部3号棟1階 第1講義室にて、講師の東京都立松沢病院 精神看護専門看護師 藤原雅司先生に講義をしていただきました。
参加者は40名(会員34名 非会員6名)でした。

藤原先生は、オープンダイアローグの治療的対話方法について、とてもテンポよく、時折ユーモアを交えながら講義をしてくださいました。興味深い題材でもあり、参加者は非常に熱心に講義に耳を傾け、時には共感し、頷きながら聞き入っている参加者も見られました。
後半のグループワークは、オープンダイアローグの技法である「リフレクティング」(会話についての会話)を用いて、聞き役2名と相談者役1名の3人1組で行いました。方法は、①聞き役Aが相談者の話を聴く②聞き役AとBが感想やアイディアを出し合う③相談者に感想を聴く、をワンセットとし、藤原先生にはタイムマネジメントを行っていただきました。
グループワークを終えた感想としては「話をしているとき共感してもらえている気がした」「話しを聞き入れてもらえるだけで楽な気持ちに…
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2025.09.20 石川県

令和7年度『こころの日イベント』

7月29日(火)に現地開催でのこころの日イベントを開催しました。
イベントに来られ企画に参加した方は延べ 37名でした。

 本年度は、能登地区での開催となり、地域の商業施設のイベントスペースを貸して頂けたため、前年度より多くの広報幹事が参加でき、イベント内容も増やす事が出来ました。
当該商業施設は、過去のこころの日イベントにも協力して頂いた経緯があり、本年度のイベント開催においても、イベントスペースの貸し出しのほか、イベント告知の店内放送など、快くご協力して下さいました。
全施設スタッフ含め、催事担当の方、本当にありがとうございます。

 本年度は、支部幹事11人がイベント運営に参加して、イベント開催時間を10:00〜15:00に延長しました。内容に関しては、パンフレット配布を前年度から継続し、『ストレスチェック』、『アルコールパッチテスト』と過去のイベントでもニーズの有った内容を追加しました。チェックテストを行いながら、地域の方々と、こころの健康を含め色々お話しさせて頂く事ができました。

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2025.09.05 石川県

令和7年度 支部研修4)支部大会記念講演『離職を防ぎながら看護の質を 高める職場環境作り』

令和7年7月19日(土)14:00~16:00
金沢医科大学看護学部第3号棟1階1講堂室にて、石川県支部大会、記念講演として、一般社団法人 日本精神科看護協会 業務執行理事 金子亜矢子先生に講義をしていただきました。
参加者は40名でした。
 支部大会では、支部長 長山豊様よりご挨拶いただき、事業報告、功労・優良会員表彰、福島県県外避難者こころのケア訪問事業、能登半島地震に伴うこころのケア専門ダイヤル派遣対応、2025年度 石川県支部役員・幹事の改選とすべての課題が滞りなく進みました。
また、今年度は支部功労表彰で、桜ケ丘病院の寺井彰様、結城病院の野崎智仁様が表彰されました。寺井様は会計部長、支部役員として長く支部の活動に尽力され、野崎様は広報委員長、広報副委員長として長く支部の広報事業に尽力されたことでの表彰となりました。
記念講演では、金子亜矢子先生に以下の内容でお話をいただきました。
金子先生には、実体験を交え、退職理由、離職要因の考察から見えてきた課題、離職を防ぎ、看護の質を高めるためにはどうするか、心理的安全性があ…
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2025.07.21 石川県

令和7年度 支部研修3)『看護倫理指導者養成研修』

令和7年6月21日(土)13:00~17:00
金沢医科大学 看護学部 3号棟1階 第1講義室にて、講師の、金沢医科大学 看護学部 精神看護学 教授 長山豊 先生より講義を開催しました。
参加者は 30名(会員29名、非会員1名)でした。

 研修会では資料、テキストを用いて、①精神科病院における障害虐待防止について、②精神科看護の役割と倫理、③倫理指針に基づいた看護ケア、④組織における倫理教育の推進、⑤倫理観を養うための技術演習、⑥虐待のない看護現場であるために、といった研修内容で進行しました。
改正精神保健福祉法、障害虐待防止法の具体的な例をまじえながら、5つの虐待行為や虐待の早期発見と未然防止のための措置、業務従事者の通報義務、通報者の保護、虐待発見後の協力体制の整備が法的に規定されている事を知り、日々これらを念頭において業務にあたる必要があり、感覚麻痺に陥らないようにしなければならないと再認識させられました。
グループワークの中では、実際の臨床で生じている虐待ではないかと思われる言動について話し合い、自分自身の行動が…
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2025.07.01 石川県

令和7年度 支部研修2)『ガイドラインを軸に深める ~押さえておきたい統合失調症とうつ病の薬物療法~』

令和7年5月17日(土) 14:00~16:00
金沢医科大学看護学部 3号棟1階 第1講義室またはオンライン(zoom)にて、講師の、金沢医科大学病院 薬剤部 精神科薬物療法認定薬剤師 精神科専門薬剤師清水 善仁 先生に講義をして頂きました。
参加者は 33名(会員31名、非会員2名)でした。

 先生の講義は、前半に統合失調症、後半はうつ病に関しての薬物療法について、知識を深める形で進行しました。
 まずは、DSM-5を使用し症状についての説明をして下さいました。神経伝達物質の作用機序、受容体ごとの特徴、CP換算やKi値をガイドラインにそって説明していただいた事で、薬物療法の基本をスムーズに理解できました。
 また、今回の研修で薬物療法とそのガイドラインについて知った事で、こうしたガイドラインの軸を、明確に意識することなく患者様に関わっていた精神科ナースは、私を含めて多いのではないかと感じました。
精神科病棟で長く働いていれば、普段聞き慣れた名前の薬について、患者様からその説明、内服への不満や不安等を聞かれた際…
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2025.05.31 茨城県

Web研修「精神障がい者が地域で暮らしていくための支援」

実施日:令和7年5月23日(金)
「精神障がい者が地域で暮らしていくための支援」
講師:医療法人白日会 黒川病院 地域生活支援課 課長/精神科認定看護師
花田 政之 先生

内容
①地域包括ケアシステムと看看連携、継続看護
②多機関多職種連携と社会資源の捉え方
③医学モデルと生活モデル
④事例から学ぶ
⑤クライシスプランについて

以上

2025.05.31 石川県

令和7年度 支部研修1)『初任者研修』接遇と患者・家族との関わり方

金沢医科大学看護学部 3号棟1階 第1講義室とZoomオンラインのハイブリッド対応で、講師の、石川県立中央病院 精神科認定看護師 森田 香苗 先生に講義をしていただきました。
参加者は33名(会員26名、非会員7名)でした。

 講義の中で、森田先生は、最初に精神科看護の定義について説明をされ、精神科の看護師が看護ケアを行う上で、基本となる考え方について再確認する事が出来ました。特にコミュニケーションや接遇の技術について、新人の看護師は、精神症状により言動にまとまりがない患者さんの対応で、混乱する事が多いと考えられます。そこで、『精神症状で意味のない言動をしている』と患者さんから発せられた情報を安易にとらえず、治療に有効な情報を聞き取るコミュニケーション技術を知る事は重要と感じました。
また、自分のように、ある程度経験のある看護師は、入院が長期化している患者さんの言動に対して、『いつもの事』として、患者さん発する情報を軽く考えていたのではと、気付かされました。

 その後の講義では、代表的な精神疾患の知識として、統合失調症、気…
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2025.03.08 石川県

令和6年度 支部研修10)『発達障害の理解と看護』〜成人期のASD、ADHDを中心に〜

 令和7年2025年2月15日(土) 14:00~16:00、金沢医科大学 教育棟 教養棟1階B12会議室にて、講師の、社会福祉法人金沢市民生協会 ときわ病院 副院長 内藤 暢茂 先生、石川県立看護大学 看護学部 講師 大江 真吾 先生に講義をしていただきました。参加者は66名(会員41名、非会員25名)でした。

 内藤先生はまず障害について模型を作って説明され、地域や社会で安心して生活出来る輪に入る事、診断する事がすでに治療的意味を持ち、より良く生きるための手段であると言われました。その後、それらの特徴について事例を紹介しながら説明され、思わず頷く場面がありました。
また、性格とどう違うか?について、コミュニケーションの流れと同じだから、発達障害と性格はよく混同されてしまうとの話には、共感と納得を感じました。関わり方についてのお話でも、「見返りを求めない」 相手をコントロールしない!という捉え方は、目から鱗状態でした。明日から実践に活かせる講義でした。
 大江先生の講義は、看護に重点を置いた内容でした。まず患者さんに関心を持っている事を伝…
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2025.03.08 石川県

令和7年 出前講座『学童期のこころの発達と健康、スマホやネット依存への対応、こころと体のバランス』

令和7年1月の午前中の授業として、
かほく市 の小学校で、講師の、金沢医科大学 看護部 精神看護学 教授 長山 豊先生に出前講座を行っていただきました。
講座の参加者は、低学年の児童は11名でした。
 出前講座では、主に小学校低学年の児童を対象に、こころの健康とネット依存について、長山豊先生からお話しをして頂きました。小学校の先生より年齢が高くなるにつれてネットを使用する時間が長くなる傾向にあるとの事で、成長過程の児童にとって、どんなことに気を付けていけばよいのかについて、分かりやすく話されていました。

 まず、前提として、こころの不調は体と密接につながっていることについて説明されました。その上で、頭痛や腹痛など体に現れるサインに気づいていくこと、成長や疲れを癒すには睡眠(9時間程度)をとることが非常に大切であること、また食事(特に朝食)をしっかりとることや、朝日(体内時計リセット)を浴びること、適度な運動をすることで気分をよくしていくことなど、こころと体調を健康に保つ上で、大切な事を、児童一人ひとりに語り掛けながらわかりやすく話され…
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2025.01.25 茨城県

Web研修「現場で働く看護職向け認知症研修会」 

実施日:令和7年1月14日(金)
「現場で働く看護職向け認知症研修会」
講師:水戸赤十字病院 老人看護専門看護師/認知症ケア専門士
森島 一成 先生

内容
①高齢者の特徴
②認知症
③BPSDの対応の例
④身体拘束
⑤認知症者のモヤモヤ・倫理

以上

2025.01.21 石川県

令和6年度 支部研修9)『ACTで支える 精神障がい者の地域生活』

令和7年12月21日(土) 14:00~16:00
金沢医科大学看護学部 3号棟1階 第1講義室にて、講師の、GENESIS株式会社 G-ACT金沢 統括マネージャー 角谷 圭太郎 先生に講義をしていただきました。
参加者は 会員33名、非会員7名の計40名でした。

角谷先生は講義の中で、精神疾患を持つ人たちや、その治療環境がどのような変遷を経て今に至り、ACTというプログラムが作られていったかについて話して下さいました。

戦後しばらくの間は、精神疾患を持った方は、『普通ではない人』と見なされ、沢山の人が私宅監置され、その処遇は酷かったとの事です。政府はこうした人たちを精神病院に入れて治療する政策を出し、精神病院ブームが起こりました。その後に、復興は進んで行きましたが、入院した患者さんは、精神症状の治療が済んで、退院、地域移行する事がなかなか出来ず、精神科病床数が減らない状況が続いているようです。

そこで重い精神障がいを抱えた人も地域で安心して暮らせるように多職種チームで支援する訪問型のプログラムが…
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2024.12.24 茨城県

Web役員会+Web研修「行動制限最小化に向けた研修会~身体的拘束をしない看護を目指す~」

実施日:令和6年12月20日(金)
午前 Web役員会
・現在の会員数について
・2025年度の研修会予定について
・zoom回線の支部契約について
・地区別研修会(押しかけ研修会)について
・次年度役員の選出について
・本部役員退任に関する説明
・検討及び報告事項

午後 Web研修
「行動制限最小化に向けた研修会~身体的拘束をしない看護を目指す~」
講師:
医療法人碧水会汐ヶ崎病院 看護部長 人見 和宏 先生
公益財団法人鹿島病院 看護部長 小原一也 先生
医療法人仁愛会水海道厚生病院 行動制限最小化部会部長 小川 寛之 先生

内容
・茨城県内の行動制限委員会に従事する看護師による実践報告。施設での取り組みの発表から情報共有・意見交換を踏まえ、行動制限最小化活動の向上を目指す。

以上

2024.12.08 石川県

令和6年度 支部研修8)『摂食障害の理解と対応』

令和6年11月16日(土) 14時00分~16時00分
金沢医科大学看護学部 3号棟2階 第5講義室にて、「摂食障害の理解と対応」を開催しました。講師は、滋賀県立精神医療センター 看護部 精神看護専門看護師 福岡 雅津子 先生していただきました。
参加者は 30名(会員29名、非会員1名)でした。

 摂食障害は拒食症と過食症の繰り返す病的なことで、主にやせたいという思いが強く出る病気なのではないかと思っています。先生は心と体がバラバラになっている状態であると説明されていました。拒食症の診断基準は標準体重の85%以下を病的なやせとしているますが治療的には80%程度から治療対象になることが一般的なようです。過食症はたべることのこだわりがあり、体重増加を防ぐために嘔吐や下剤、利尿剤の使用がみられます。拒食症も過食症もどちらもやせ願 望や太ることの恐怖を持っていることがポイントになる事がわかりました。
 私も過去に摂 食障害を患った患者さんの対応をしていたことがありました。食べては指を入れて吐き出 す行為を繰り返しており、どうしてそんなこと…
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2024.12.08 茨城県

集合研修「看護倫理指導者養成研修会」 

実施日:令和6年12月4日(水)
「看護倫理指導者養成研修会」
講師:日本精神科看護協会 業務執行理事 中庭良枝 先生

内容
・精神科病院における障害者虐待防止について
・精神科看護の役割と倫理
・倫理指針に基づいた看護ケア
・組織における倫理教育の推進
・倫理観を養うための技術演習
・虐待のない看護現場であるために

以上

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